[映画]ロード・オブ・ザ・リング・旅の仲間(スペシャル・エクステンデッド・エディション)
監督 ピーター・ジャクソン
出演 イライジャ・ウッド、イアン・マッケラン、ヴィゴ・モーテンセン、リブ・タイラー、ショーン・アスティン、ケイト・ブランシェット
又見ちゃいましたね・ラララララン!って感じです。
豊洲にオープンしたユナイテッド・シネマのオープニング・スペシャル上映っていうので500円というチラシに釣られました。
公開時に見てTVで見てDVD録画して見て、4回目かな。
でも劇場で見るのって集中力が違いますよ!
この映画も何にも邪魔をされずに一生懸命見たい類の映画ですから、3週続けて「二つの塔」「王の帰還」と見に行くつもりです!
多分一番好きで楽しんだのは「王の帰還」です。
でも景色が一番美しかったのは「旅の仲間」です。
不思議なことに?「映像」で見る景色が一番美しいという気がします。
本物よりも?ええ、だって、現実には「普通私たちは絶対あのアングルでは景色を堪能できない!」って言う映像が景色を一番美しく捕らえているからです。飛行機をチャーターできるなら・・・?別です。
「ニュージーランドで撮影したって?」
「じゃぁ、ニュージーランドへ行ってあの景色を見ましょうよ。」
って言って、何になります?
確かに実際に行って歩けば、森林浴も出来るし森や草木花に触れることも出来るし、水に手を浸すことも出来ます。
ここを歩いた時のフロドの目の輝き、この川の畔のアラゴルンの英知の額、駆け抜けるアルウェンの美しさ、頑張れば?軽やかに新雪を歩いたエルフのレゴラスの足元も思い出すことが出来ましょう。
実際私はワンダーフォーゲルしてたこともあるし、札幌では近場の山歩きをしてましたし、今では城址めぐり(【山城】が多いんですよ)をしていますから、自然の中を歩くということにかけては・・・「好き!」です・・・と、声を大にしたいところです。
でも大自然を観覧してため息をつきたいとなったら、大自然をお手軽にほれぼれ堪能出来るのは映像ですよ。
大自然が大自然であればあるほど!(「狩人と犬・最後の旅」も「ハイジ」もそうでした)
ソリャア確かにアルプスの天辺での感動と比べたら・・・感動の事をいったら薄めすぎた酢みたいなものですよ?
でもねというわけで?稔り豊かなホビット庄も、豪雪の険しいカラズラスも、小さな船で下っていくアンドウインの流れも、アルウィンの馬が逃げて行く森も、裂け谷も、ロリアンも(CG頼みって事はあるとしても)本当に美しい景色だったではないですか。
それを楽しむにはやっぱり劇場!ということでした。
男は強くて逞しくて生き生きしていて、女は美しくて賢くて生き生きしている、冒険と活劇と愛と友情と危険と未来と凄い風景と想像の余地たっぷりのこの物語を楽しめるだけ楽しまないなんて「凄く!損よ!」
ヴィゴ・モーテンセンの魅力については今更(アラゴルンに関しては私はめろめろです)・・・ですが、ケイト・ブランシェットさんは彼女の持ち味全開でしたねぇ、この役どころ。
やっぱり凄い!魅力的な俳優さんねぇ!と再確認もして、結果、新しい気持ちよい劇場から宙を飛んで帰ってきた私です。今夜は夢も期待できる!
それに公開の時より付け加えられた部分(そこがエクステンデッドのとこ)が、この作品をより原作に忠実にさせていたのです。見てよかったなぁ・・・私のことだから、又この読書の秋の夜長、読み返してしまうんだろうなぁ。
そう、本の中には又違った意味での魅力がめちゃめちゃてんこもりだったのを思い出してしまったんです。