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[映画]理想的な音楽教師

先日「敬愛なるベートーヴェン」を見てきたせいか、思いっきり年末はやっぱり第九よねという感だったくせに、結局はスティングを聞きながら掃除している。合間はクィーンだ。
私の年末はつまりマンネリ!
もっと音楽を「様々なジャンル好きになりたかったな!」・・・と、思って「そうよ、私の音楽の先生があの先生みたいだったらどんなにか良かったのに・・・!」
勿論ご存知ですよね。理想の音楽教師といったら


「陽のあたる教室」1995年アメリカ
監督  スティーヴン・ヘレク
出演  リチャード・ドレファス、グレン・ヘドリー、ジェイ・トーマス、オリビア・デュカキス、W・H・メイシー、アリシア・ウィット、テレンス・ハワード
の、グレン・ホランド先生。


「ミュージック。オブ・ハート」1999年アメリカ
監督  ウェス・クレイヴン
出演  メリル・ストリープ、アンジェラ・バセット、グロリア・エステフアン、エイダン・クィン、クロリス・チーマン、キーラン・カルキン
のロベルタ・ガスパーリ先生。


この二人、音楽への情熱と教師としての資質が共通している上に、教育予算のカットが情操教育である音楽を直撃するという現実。そこにホランド先生の場合は息子の難聴、ガスパーリ先生の場合はスラムの学校という難問が背負わされる。
音楽の素晴らしさを信じ(音楽を愛し)、教育の理念を信じ、育てるという情熱を失わず、困難に立ち向かったという点で共通点を感じさせる二つの映画でした。
そして感動の質という点でも共通していました。
教職者という人への尊敬の念!音楽という情操教育の尊さ素晴らしさ!に目覚めますよね。
最後の感動!!!
素晴らしいどんな芸術家を描いた多くの映画をも完璧に凌いで、ここには地に足の付いた誠実な努力が生み出す感動が有りました。
一人の教育者の出来ること!その素晴らしい情熱の力!音楽が生み出す力と希望!
音楽や美術の教育に手を抜いては絶対いけません!と思いましたね。
子供を本当に育てるのはこういうものなんだって。
私にも一人忘れられない音楽の先生がいます。中学の時の音楽の先生です。
声楽科出の先生は豊かなボリュームと豊かな声量で私たちをいつも陽気に圧倒しましたが、東京都の合唱コンクールの参加チームを選抜する時なぜかその先生は私も選抜したのですよね。
自他共に認める音痴の私を。メゾソプラノに組み込まれて当惑しまくりましたっけ。
そのチームは台東区で優勝して都の大会へまで出場しちゃいましたが、私は殆ど口パク状態でしたよ、白状すると。でもそのおおらかな先生は後で「可愛いいあなたを前においておくといい効果が期待できたのよ。おほほ!」ですと?確かに私は学校1のチビでした!
先生は私に合唱の楽しさを教えてあげたいと、音楽に臆病な私のために一考してくれたのかも知れませんね・・・と恥ずかしさを乗り越えた時になってやっと思いましたっけ。
おかげさまで音痴は治りませんでしたが、あの時練習した歌ニ曲はかなり?上手く?歌えるんですよー、おほほ!今では「はずかしたのし」思い出です。
音楽はホントいいなぁ!

          

           

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