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[映画]アーサーとミニモイの不思議な国


監督  リュック・ベッソン
出演  フレディ・ハイモア、ミア・ファーロー、ペニー・バルフォー、ダグ・ランド、マドンナ、デヴィッド・ボウイ、ロバート・デ・ニーロ、ハーヴェィ・カイテル、スヌープ・ドッグ、ジミー・ファロン(声も含む)


「アー、私って馬鹿だ!」と頭をぽんぽんしたい気分!
折角のレディスデー、友人と映画を見に行く約束が彼女のお姑さんの腰痛でおじゃんになりました。それでも折角のレディスデー!見たい映画は山ほどあるし・・・と一番見たかった「パンズ・ラビリンス」にそそくさと出かけ、「アア、ソウダ、折角旦那は飲み会で遅い!」こんなチャンス!と、思ったのですよ。久しぶりの二本立て?
一番近くの映画館ではこの映画なんと吹き替え版しかしていないのです。有楽町では字幕版やってる!という訳で素直にこの映画に流れたのですが・・・絶対順番間違えた!
はなっからちゃんと考えて映画へ行けばこんな選択順ありえなかっただろ!と自分をどついています。
これは普通に見ればこれはこれなりに楽しめたのです。
もともとデヴィッド・ボウイやマドンナや吹き替えの人名に引かれて字幕版見たかったのですし・・・あの人形の国・ミニモイ国の魔王マルタザールはねぇ、「ラビリンス」の魔王の再来かも?なんて・・・
私はこの手の映画には全く文句を言わない人なんですよ。
楽しめるだけ楽しませてもらって嬉しい気持ちいっぱいで帰る人なんですから。ところが「パンズ」は余りに強力でした。
頭の中の映像は「アーサー」を見ても消えるどころか・・・見ている間にも顔を出しそうな勢い!
だけど人間って凄い。あれもこれも人が生み出した世界です。
映画は一本見るごとに七色どころかもっと沢山の色々で世界を見せてくれます。人の想像力の素晴らしさに感嘆させてもらって夢を分けてもらって自分を自分じゃない世界に遊ばせます。
このミニモイ国も緻密に面白い人形世界のようで楽しかったのです。勿論アーサーが何故あの世界に飛び込むと途端に人形バージョンになってしまうのか、その必然が今一分かりませんでしたが。
だってねぇ、フレディ君がそのまま小さくなっては何でいけないの?折角可愛い上手な子役さんが居るのに。人形とかみ合わせる面白さもあるだろうに?それは突然あののっぽの純粋オーソドックスアフリカ人さんが現れる以上に私には?が大きかったのですが。
ミニモイ国のキャラクターはマルタザールをも含めて可愛かったからいいんですけれど。ミニモイ国に居たおじいちゃんはあんなに可愛かったのに何で人間界に戻ると冴えないおじいちゃんになっちゃうのかなぁ・・・なんてちょっとした不満もあるにはあるけど。でもやっぱりここに戻るのですがひゅーっと冒険に飛び込むのは何ていったって子供っぽくって可愛くって楽しくって・・・ソリャこんな世界だけを見て生きて行きたいよねぇ・・・と「パンズ」のオフェリアを痛ましく思い続けているのです。
私にとってはなんか不運な映画になってしまって・・・誰かに謝りたいみたいなもやもや?

          

           

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