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[映画]ゲド戦記


監督   宮崎吾朗
出演(声)岡田准一、手嶌葵、田中裕子、菅原文太、風吹ジュン、夏川結衣


見ないつもりの映画、ひょんなことから見てしまいました。
一緒に行った相棒も「私これ見る気なかったのよぅ。」と言っておりましたから・・・本当にヒョンでした。
「あまり評判が悪いので・・・」と言うのが真相です。
「一応話題だからと思って、原作の方だけ読むつもりで図書館に申し込んだの・・・外伝まで入れて確か6冊?ところが2だけ来ちゃってまだ肝心の1も3(映画の原作は3が主体だと・・・?)も読んでいないのよ。で、2だけじゃとんとわかんない!」と私。
・・・と言う状態で、今日映画を見てしまいました。先に言います。
「いいじゃない!そんなに悪くないよねぇ?」が二人の共通意見でした。
で、私が思うに・・・何で悪い前評判を聞き過ぎたか・・・?
「原作の長さからいくと・・・脚本が下手だった。だから思い入れのある原作ファンに受け入れられなかった。」がその1。
その2は「もののけ姫のキャラクターがそのまま出ていたよ。あれは無いでしょ?」手抜き?丁寧じゃない!原作への誠意が不足・・・とか?
それにね、その3「絵に声に監督のオリジナリティが無い!」感じがするんだけど?「ジブリ」ですっていう線で押した!のかなぁ。時間が足りなかった?なんだろなぁ?
おまけに歌もね。「千と千尋」もそうだったけれど、歌はとてもいいよね、その声の魅力も十分認めるけれど、息がちょっとね!くたびれない?
「その点ハウルは安心して聞けたよね。紅の豚も!」
「それをいうなら千と千尋とこれ以外は皆良かったと思うなぁ。これは素人っぽさが大事だったんだよ、きっと。」
「いい曲だったからチョットもったいないような気も確かにするね。」
その4、それに科白の説明がきついよ。自分で説明しちゃっているから・・・聞くほうは「ああ、そうなんですか?」「そうだったんですか!」になっちゃう所があるよね。
登場人物が何もかも話さなくても伝わるものがあるというのが映画だよ。
でも、総じて私は楽しめました。
それなりの物語になっていましたよね・・・。
テルーとテナーと名前が間違えそうだけど・・・それに「結局テルーって、本当は竜なの?」と二人で「ハモッタ!」所を見ると、今ひとつ私たちは事情を飲み込めていないようでした。
「だってさ、親に虐待されてやけどの跡があるって言ったわよねぇ?」
「ゲドの魔法ってことあるかなぁ?それとも虐待した親って竜?」
「アレンってさ、国に帰ると国王・父殺しで磔だよね?」
「そうか!今頃新しい王が即位しているだろうしね?」
いやきっと、ゲドがここで働くのですよ。でなくてどこが大賢人なのでしょう!
結果?新しい秩序の回復の功労者としてアレンは英雄になる!
さて、物語は結局本を読まないと分からないようで・・・。
真の「名前」を伏せているところ・・・昔の日本の天皇みたいだね?

          

           

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