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[映画]ウォーク・ザ・ライン/君に続く道

監督 ジェームズ・マンゴールド
出演 ホアキン・フェニックス リース・ウィザースプーン
   ジェニファー・グッドウィン ロバート・パトリック


この映画散々迷ったんです。
ホアキンがあのリバー・フェニックスの弟だと知ったので。
「スタンド・バイ・ミー」「マイ・プライベート・アイダホ」2作しか見ていないのですが、お兄さんは「スタンド・バイ・ミー」の初々しくも頼もしい姿で頭に焼き付いています。
知るまでは「ホアキンの悪役面!嫌い」って思っていたんです。
映画そのものは書評などで好評が多かったので、興味は抱いたのですが、何しろ主演があの顔の人ですから。
「グラディエーター」の皇帝は見事な悪役でしたし、TVドラマか何かで「皇帝ネロ」やっていませんでしたかね?
顔で映画選んだら失敗することが多いの分かっていても好きになれない顔は好きになれない顔ですもん!なんて・・・
それがつい長~いフライト時間!
興味を持っていた映画なのでツイ見ちゃったのですわ!
そして今度はまた後悔しています。
こんな画面で、こんなスピーカーで何で見ちゃったんだろう!
「あぁ、これは大画面で音響のいい映画館で絶対見るべき映画だった!!!」と。
あの小さな画面とあのひどい音でも魅了されたのですから、ちゃんと見たらどんなにか魅惑されたでしょうね。
あの曲ちゃんとホアキンが歌ったのですって?皆?
で、リースさんもそうなんですって?嘘っ!
天は2物を与えたんだ!

ドラマは演技力で見せるものですけれど、この作品の場合歌唱力も演技のうちですよ。歌で恋を語っているのだから。
曲でこんなにぴったり添えるのに、何故二人の道のりはこんなにも長かったのでしょう?
もう、ジョニーに同情して、肩入れして、疲れちゃった!
ジェーンは何であんなに彼を理解しているように見えたのに彼をあんなに拒否し続けたんでしょうね?
それにジョニーの妻は何であんなに可愛くなかったんでしょう?
彼の生き方を拒絶・否定し続ける根拠ってなんだったんでしょう?
彼の稼ぎで子育ても何もかも出来ているのに・・・なんて専業主婦は羨ましくこそ思え・・・(おい・おい、そういう問題じゃないでしょ!)
アルコールや薬におぼれる男って本質的に危ない!と思うのは確かだけど、そう切り捨てられない魅力がジョニーという男の必死さを見ていると感じられて、あの怖い顔にも関わらずすっかり彼の味方?になっちゃいました。
おぼれていく彼の必然性が良く見えました。いとしかったですねェ、彼の心。
だから一人の男の生き方に固唾を飲んで見入っていたのに、彼を取り巻く女性たちの方はいまいち理解できずに映画は終りました。

ヤッパリちゃんとした劇場で見るべきでしたよ。
暗い画面で微妙な表情など読み取れなくて、見落としたニュアンスがいっぱいあるようでヤッパリ後悔です。
でも実際に人生を本気で!生きぬいた人の伝記物って、ドラマとして凄い説得力がありますね。

          

           

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トラックバック時刻: 2006年07月13日 00:07

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